社員インタビュー-Interview-

設計も解析も。
どちらも経験中の2年目です。

2023年入社 設計職・解析職兼任 Tさん

私が就職活動を始めたとき、「大学や短大で学んだ専攻とはまったく別の分野でもやっていけるところはないかな」と考えていました。実は高校時代は理系クラスでしたが、短大では経済を学んでいたので、入社前は配管設計や解析の知識はほとんどありませんでした。そんなときに翼エンジニアリングサービスの求人を見つけ、「未経験でもしっかり研修するので大丈夫」「理系・文系に関係なく、ゼロから技術を身につけられる」という言葉に惹かれたんです。
実際に会社の説明会や面接に行ったとき、まず驚いたのは雰囲気のよさでした。志望動機などの定番の質問はしっかりされましたが、後半にいくにつれて雑談が増えていって、「こんなにフランクでいいのかな?」と思うくらいアットホームな雰囲気だったのを覚えています。面接官の方たちが終始やさしく声をかけてくださったことで、「ここなら未経験の自分でもチャレンジできるかも」と感じられたのが大きかったですね。
また、設計や解析といった“モノづくりの裏側”に携われるという仕事自体にも魅力を感じました。自分の作った図面やその図面がしっかり機能するのかの解析結果が、実際に大きなプラントや設備として形になるなんて、想像するだけでワクワクします。社会に出るなら「何か形に残る仕事がしたい」と思っていたので、それを実現できそうだと思い、入社を決めました。

私の入社年度は同期入社が7人と多めで、みんなで設計の研修を受けるところからスタートしました。設計の基本的な流れやCADソフトの使い方、配管の専門用語や力学の基礎などを、ベテランの先輩方が一から丁寧に教えてくださるんです。たいていの人は配管設計なんて初めてですし、工業高校や理系大学出身でも「配管だけを専門に勉強してきた」という人は少ないので、ほぼ横一線からのスタートですね。
その研修期間中に解析の実習も体験します。そこで「もしかしたらきみは解析のほうが向いているかも」と言われて、詳しく話を聞いてみると私自身も計算やデータ分析が好きだと気づき、「それなら解析をやってみたい!」と思いました。実際、解析案件は来るタイミングが不定期なので、ないときは設計に専念するといった形で兼任している感じです。
また、同期の存在も大きいです。それぞれ得意分野や苦手分野が違うので、情報交換をすることで理解が深まりますし、何より励みになりますね。「わからないところは教え合おうね」といった雰囲気が自然とできあがっていて、研修が終わって配属先が分かれたあとも交流は続いています。

  • 実際に現場を見に行った際の感想は?

図面やパソコンのモニター越しでしか見たことのない配管や機器が、実際の現場に行くと巨大な設備として目の前に広がっているんです。初めてその光景を見たときは、本当に衝撃的でした。スケールが大きいですし、「自分が携わった図面の一部がこうなっているんだ」と思うと、達成感や感動でいっぱいになりました!
私が最初に見学したのは、オフィスから比較的近い現場でした。普段は全国各地で工事が進められているので、遠方にある案件だと気軽に視察には行けませんが、「ちょうどいい機会だから見に行ってみよう」と先輩に誘われたことで参加できました。現場で見上げる配管群の迫力はすごくて、「ああ、こういうところで私たちの設計が活かされているんだ」と実感できましたね。
もちろん、私自身はまだそこまで大きな案件を任されていませんが、図面作成や一部の検討作業に携わっただけでも、「関わったプロジェクトが形になっている」と分かると嬉しいです。今後、自分が主要メンバーとして担当した案件が完成したら、もっと大きなやりがいを感じられるんだろうな、と楽しみにしています。

私自身、他の会社を経験したわけではないので比較は難しいですが、翼エンジニアリングサービスは本当にアットホームだと感じます。先輩社員や上司も距離が近くて、仕事中にちょっとした雑談をすることもしばしばです。特に新入社員の頃は右も左も分からないことだらけでしたが、先輩たちが「大丈夫? 困っていない?」と声をかけてくれるだけで、一気に安心できますね。
面接のときも、「こんなにフランクでいいのかな?」と驚きましたが、実際に入社してみると、さらに先輩方のほうが気さくで、業務中でもざっくばらんに話せるんです。
仕事に関しても「自分で考えてみなさい」と突き放されるのではなく、「まずはこれとこれを調べて、こういう視点で検討してみるといいよ」とアドバイスをくれます。最終的には自分で考えなければいけませんが、必要な材料や知識を先輩が教えてくれるので、ステップを踏んで成長できる環境が整っているんです。そうした「育てていく」という社風がアットホームさの裏側にあるんじゃないかなと思いますね。

最近は「海外にも事業を展開していくかもしれない」「東京で新しいビジネスにチャレンジするらしい」といった話を耳にします。私自身はまだ直接そのようなプロジェクトに関わっていませんが、社長や役員、そして選抜メンバーの先輩たちが「未来を見据えて新しいことをやる」という姿勢をもって動いているのは感じますね。
未経験の私からすると、海外案件なんて想像もつかないですし、どういう準備が必要なのかも全然イメージできません。とはいえ、それを「やってみよう」と実際に計画している人たちがいるのは素直にかっこいいと思います。「何もわからないことを一つひとつクリアして、事業として成立させるんだ」と燃えている姿に憧れますし、会社としてこれからどんなふうに展開していくのかは純粋に楽しみです。
いつか私にも声をかけてもらえることがあるかもしれませんが、まだまだ先輩方の足元にも及びません。いざ海外での仕事が本格化したときに「一緒に行こうよ」と言われてもいいように、今は目の前の業務に集中して力をつけていきたいと考えています。

  • 今後の目標やキャリアプランを教えてください。

大きな目標としては、「自分一人でお客様とやり取りしながら仕事を完結できるようになる」ことですね。今は上司が顧客折衝をし、そこから下りてきた設計や解析のタスクを私がこなしている形ですが、いずれは上司のようにクライアントと直接コミュニケーションをとりながら、プロジェクトの方針決定にも深く関わっていきたいです。
ただ、配管設計も解析も、本当に奥が深い世界だと実感しています。先輩方からは「一人前になるまで10年かかるよ」と言われていますし、ソフトウェアも日々進化しているので、学ぶべきことはたくさんあります。でも逆に言えば、10年かかるくらいだからこそ面白いと思うんですよね。どんなに勉強しても新しい発見や工夫があって、そこにやりがいを感じられるわけです。
私はまだ2年目で、先輩たちのサポートがないとスムーズに進められない部分も多いですが、それだけに教わりながら力をつけられる環境に恵まれているとも言えます。あと8年たって10年目を迎える頃には、「配管設計も解析も、何でもお任せください」と胸を張って言えるエンジニアになるのが目標です。そこに向かって一歩ずつ成長していきたいですね。

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