社員インタビュー-Interview-

自分が描いた図面が、
現場で“形になる”感動。

2019年入社 設計職 Oさん

実は大学時代、就職活動をあまり真剣にやっていなかったんです。「とりあえず働ければいいか」くらいの気持ちしかなくて、どこを受けるかも決めていませんでした。そんなとき、大学の先生から「北九州の黒崎にある翼エンジニアリングサービスという会社に行ってみたら?」と勧められたんです。実際に見学に行ったら、尊敬していた先輩がそこに勤めていました。その先輩が「ここ、面白いよ」と言ってくれたのもあって、とりあえず受けてみようかなと思い、試験などを経て新卒で入社することになったんです。最初は本当に「どこでもいいや」なんて軽く考えていましたが、いざ働いてみると意外なほど面白くて、気づけばもう5年目、6年目という感じですね。

正直に言うと、「これ、何だっけ??」の連続でした。大学ではそれほど真面目に学んでいたわけでもないですし、資格があるわけでもなかったので、専門的なことをまったくわかっていなかったんです。入社後の研修で設計と解析の両方をざっと経験して、「どちらに興味ある?」と聞かれ、僕は設計を選んだんですけど、そこでCADの使い方や配管・設備に関する知識など、一から覚える必要がありました。

図面の描き方一つとっても奥が深くて、「先輩がこう言ってたけど、どういう意味だったかな?」と調べ直して、また覚えたと思ってもしばらく経つと忘れてしまうことの繰り返し。5、6年してようやく「なんとなくわかってきたかも」と思えるようになりましたが、それでもまだまだ半人前ですね。とにかく最初は覚えることが多く、日々必死でした。

  • 仕事をする中で「これはやりがいを感じるな」と思う瞬間があれば教えてください。

一番は、自分が描いた図面が実物として形になった瞬間ですね。入社1年目で、途中参加したプロジェクトがありまして、終盤ではあったんですが図面作成を少し手伝ったんです。その後お客様に「現場見に来ない?」と呼んでいただき、いざ行ってみると「あ、これ、自分が描いたものだ!」と気づく場面がたくさんありました。パソコンの画面でちょこちょこ配置していた部品が、実際には大きな配管や設備になっているのを見て、「うわ、こんなに大きいんだ!」と本当に驚きましたね。
最近も山口県の現場に行く機会があって、組み立て途中の配管を見ながら、「ここはこう通すはず…」と確認していると、「あ、ちゃんと図面どおり組み上がってるな!」と感動しました。お客様から「君が来てくれなかったら、スケジュールに間に合わなかったよ。ありがとう!」と言われたこともあって、それを聞くと「やっててよかったな」って本気で思います。自分が描いたものが目に見える形で完成していく過程に立ち会えるのは、やりがいが大きいですね。

僕は1、2年目の頃、本当に生意気だったんですよ(笑)上司に何か言われてもすぐにふてくされて、仕事態度が悪いのを隠そうともしないというか、明らかに顔に出してしまうタイプで。それでも先輩や上司は見捨てずに、ずっと怒ってくれたんです。「なんでそんな態度取るの?」「それはダメだよ」と。そのときは正直、「うるさいな」と思うこともありましたが、『言わなくなったら終わりだぞ』というのはまさにそのとおりで、もし本当に期待されてなかったら、何も言わずに放置されていたかもしれないですよね。
厳しい先輩もいれば、ものすごく優しい先輩もいて、その両方の先輩からのフォローを受けているうちにバランスが取れるようになってきたというか、いつの間にか「仕事楽しいな」と思うようにもなりましたし、周りから「変わったね」と言われるようになりました。もし人間関係が悪かったら、僕はとっくに辞めていたと思います。続けられているのは「人がいい会社」だからこそ、というのは僕も実感していますし、本当に感謝しています。

会社の新しい挑戦にはすごく興味があります。でも実際に話が来たら、最初はたぶん「え、海外? 行きたくないかも……」なんて思うタイプなんです(笑)東京に出張するときも最初はすごく嫌だなと思うんですけど、いざ行ってみると「考え方が違って刺激的だな」と感じたりして、最終的には「やっぱり行ってみてよかったな」ってなるんです。多分海外に行くことに対しても、同じことを感じると思います。

ドローンの現場計測なども携わってみたいですね!「ドローンを使って調査してきてくれ」と言われたら面白そうだし、どんどん色んなことをやってみたい気持ちはあります。社長も「若いメンバーが行きたいところがあれば、どんどん行かせる!」と言うタイプなので、チャレンジできる環境ではあると思いますね。

  • これから先、挑戦したいことや目標があれば教えてください。

一番は、大規模なプラント設計を最初から最後まで通してやってみたいです。 まだ小さい案件や、途中から参加したプロジェクトのサポートなどが多いので、何十人ものスタッフがいて、お客さんとの窓口役も担当しつつ、自分も設計をやって、さらに後輩や別の担当者に「ここはこうして」と指示を出していく――そういう総合的なマネジメントが求められる大きいプロジェクトをやれるようになりたいですね。きっと大変ですが、その分大きく成長できると思うんです。
小さな案件では、僕が実質リーダーみたいな形になることもありますが、規模としてはまだそこまで大きくないので、本格的な「マネジメントスキル」を試される段階には至っていないかなと。もし本当に大きな案件を一通りこなしたら、違う景色が見えてくるんじゃないかと思います。
あとはサブの目標として、直属の上司にディベートで勝ちたいですね(笑)その人は論理的で瞬時に正論を組み立てるのが上手すぎて、今のところ全然勝ち目がないんですが、いずれは「ちょっと待ってください、今のはこうですよ」と言い返せるようになりたい。まあ、これはサブ目標ということで、まずは大規模プロジェクトに挑戦できるスキルを身につけたいです!

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