大きく分けると「設計」と「解析」の二つに役割が分かれているのですが、これはあくまでも業務の呼び名というか、担当領域を示す形です。設計は図面を引いたり、新しい配管やプラントをどのように組み立てるかを決めたりします。
一方、解析は既存の配管やこれから作る装置が壊れるおそれがないか、シミュレーションで安全性を検証する業務です。強度や耐久性を数値的にチェックして、必要に応じて修正案を出すイメージですね。私は入社して一通り研修が終わったあと、「設計と解析のどちらをやっていたい?」と言われ、「考えるのが好きだから解析がやりたい」と希望しました。実際に解析を担当してみると、現場で寸法を測って3Dモデルを作り、ソフトに落とし込むプロセスの中で見えてくる問題点が多く、とてもやりがいがあります。数字や計算だけで完結できそうに思われがちですが、実際の配管には複雑な現場事情やお客様の要望があり、それらをどう組み合わせて安全に仕上げるかという“パズル的”な面白さがあるんです。うまく噛み合ったときには「よし、はまった!」と大きな達成感を得られますね。